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ヤギ達が作る循環型の農-福井県池田町

福井県に足を伸ばしてきました。
自然豊かで食べ物もおいしく、人も良くって好きな場所になりました。
旅のメインは池田町への訪問でした。
循環型の暮らしがそこにあると聞いたので、
友人に案内してもらい、有機農家のGoriファームさんを訪ねました。
有機無農薬のお米、ヤギのお乳のヨーグルトなどを作っています。

大雨の訪問。ヤギ達はビニールハウスの中に集まって休んでいました。
私たちが行くと、人懐っこく寄って来てくれます。
一緒に行った子ども達はおおはしゃぎ。誰に言われるわけでもないのに、
近くにあった干し草を与えていました。
しばらくするとこの農場の後藤さんがお見えになり、
お話を聞くことができました。

私達は目の前にいるヤギのことを気になって仕方ありません。
(この日は、生後2週間の子やぎがいたのです!)
どうして農家さんがヤギを飼っているのか、不思議でなりません。
聞いてみると答えはこうでした。

「ヤギはハイジを見ていて飼いたくなったんです」と。
えええ?
でも、本来の目的は別にあったようで、詳しく聞いてみると、
「ヤギの排泄物は堆肥になります。その堆肥を使ってお米を作っています」と
説明してくれました。
ヤギ達は冬の間は干し草(地元の草)を食べているけれど、
夏になると近くの川べりに出て、放牧されてるそうです。
そこで自然の草を食べる。そして、そこで排泄する。
おかげで土は肥え、また翌年、よい草がはえ、
ヤギ達はまたそこの草を食べると。
完全に循環しているんですね。

今「循環型」や「持続可能」という言葉をよく耳にして、
私もよく使ってしまうのですが、実際にどういうものかは分かっていなかった。
今回、本当に「循環」しているものを目の当たりにして驚き感動しました。
我が家に取り入れることはできないのかな。
循環型、持続可能な生活というのは、住宅街では実現できないのかな。
住まい方を変えないといけないとはいつも思うのだけれど、
住む場所を変える以外にできないのかな、と考えます。
池田町のことを遠い世界のことと思わずに、
生活の中に少しでもこのエッセンスを取り入れたいな。

ヤギ達が作る循環型の農-福井県池田町_b0131231_0233924.jpg

子やぎがピョンピョンはねて、とってもとっても可愛かった!
by sunnydrops_tokyo | 2014-04-01 00:26 | その他
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