ブータンと私をつないだお話会

先日、大阪で行われたお話会に参加させていただきました。
(「ブータンと泉大津をつなぐ『わた』のお話し会」)
第一部のゲストはナマケモノ倶楽部の世話人の辻信一さんと
ご友人でブータン人のペマさんでした。
この会は友人がオーガナイザーを務めていたのですが、
誘われる数日前に私は偶然(必然的?)この本を読んでいました。
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「降りる思想 江戸・ブータンに学ぶ」
田中 優子 著 辻 信一 著 (大月書店)

この本の中で辻さんはペマさんのことを書いているのです!
読んでいるときには、当然「とおく」の人だと思っていたペマさん。
まさか、数日後にご本人にお会いすることになるとは。本当に驚きました。

なかなか本題に入れなくてスミマセン。

そして、お話会に参加。
それは、とてもアットホームな会でした。
マイクを通さなくても十分に声が届く距離でのお話。
心が伝わってきました。

環境活動家の辻さんは、何度もブータンに通ううちに、
ブータンが急速に発展し、よき伝統文化を失いつつあることに
胸を痛めるようになったと言います。
そして、ペマさん自身も若者の田舎離れに心を痛め、
何かできないかと二人で何度も話を重ねてきたそうです。
そして、ペマさんは地元で40年前に消えてしまった
「綿栽培」に挑戦することに決めたのです。
現在ブータンでは綿花や糸はすべてインドからの輸入に頼っているそうです。

ペマさんは、綿栽培を再生させることは3つの意味があると言っていました。
○自家綿花の再生
○村の若者を村にとどめておく産業を作る
○自分達の文化や自分自身に満足感(自信)を生み出す

この綿花栽培はまだスタートしたばかりだそうですが、
純国産の綿から糸をつむぎ、衣類を作ったとしった周囲の人たちの
驚きはすごかったそうです。
そして、自分達にもその技術があるのだと自信を持った人たちが多かったと言います。

日本でも農村部や山あいの不便な地域の過疎化が進んでいます。
でも中には有機農法や陶芸や工芸品など、
昔から培ってきた土地の文化や産業を蘇らせることで、
地域再生しつつあるエリアも出てきています。
私の暮らす兵庫でもそういった試みについて耳にすることもあります。

ペマさんのお話を聞きながら、
地域再生のキーワードは
伝統文化・産業の再構築かもしれないなと思いました。
しかし、これらの試みは継続させることがとても難しいものだと思います。
私に何ができるかは分からないけれど、応援したいなと思いました。
まずは地元のもの、縁ある土地のものを手に取りたいなと思います。
そう「地産地消」かな。

ほかにも感銘を受けたことがたくさんありましたが、
今日はこの辺で。
私の中で咀嚼できたら、少しずつ書きたいと思います。
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by sunnydrops_tokyo | 2014-03-24 23:32 | その他
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