ワンガリマータイさんの自伝

ここ数日、ブログの更新を怠っていました。
その間、私はというと
ワンガリマータイさんの自伝「へこたれない」(小学館)を
読みふけっていました。
一度ページをめくると、次が気になってやめることができない、
そういうタイプの本でした。

そこには、私が知っている「MOTTAINAI」の陽気なケニア女性という印象とは全く違う活動家の彼女がいました。
ワンガリマータイさんは、2004年にノーベル平和賞を受賞されています。
彼女はケニアに3000万本の植樹を行ったグリーンベルト運動の旗ふり役として
その功績が認められて平和賞に輝いた。私はそう思っていました。
しかし、彼女の活動は単に環境問題に留まらず、
ケニアの民主化と女性の地位向上のために命を削りながら活動を続けました。

私はこの本を読むまでアフリカ大陸の歴史を全く知りませんでした。
ここ数日でアフリカの歴史を知り、衝撃を受けました。
そして、長い間続いた植民地化とその後のグローバリゼーションによって、
アフリカが翻弄され続けて来たこと、
そしてそれは今も続いていることを知り、危機感を覚えました。
経済優先社会になることで、伝統的な社会が織りなす微妙なバランスが崩れ、
国が崩れ、人々の自信失われて行く過程が描かれていました。
そんな中でも、へこたれずに粘り強く活動することで、
国際的な協力を得て植樹を続けることができたマータイさん。
その情熱に本当に感動しました。

マータイさんは人々に「なぜ木を植えようと思ったのか」と聞かれたときに
「問題に対処するためには、できることに力を注いだのです」と答えたと書いています。できることを一つずつ積み重ねた結果が、失われた森林を取り戻すことになった。そして、それだけでなく女性の仕事や意識を変えることができた。彼女の行動が民主化の波と一緒になり、諸外国の目をケニア向けることにつながったのです。

私にはマータイさんの1000分の1ほどの勇気も行動力もありません。
でも「できることに力を注ぐ」ことはできるかもしれない。
そう思いながら、こうやって今日のブログを書いています。

b0131231_13453436.jpg

「UNBOWEDへこたれない〜ワンガリ・マータイ自伝」
ワンガリ・マータイ著
(小学館)
[PR]
by sunnydrops_tokyo | 2014-02-20 13:50 | その他
<< セヴァン・スズキさんのイベントへ。 「ワケトン」すごい!神戸市 >>