毒と知っていたら、私はどうしたか。

先日のブログで学校での農薬散布について書きました。
そこで引き続き、農薬について書きたいと思います。
私は園芸店に勤めた経験があり、
フリーのガーデナーとして庭の手入れなどを行っていました。
そこで経験したことについて少し書きたいと思います。
(長文です)

私が園芸店に勤めていたときには、
農薬の知識はほとんどありませんでした。(今も実際は素人です)
でも、お客様が「○○ムシに効く薬をちょうだい」と言われれば、
メーカーから与えられた、駆除剤のリストを確認し、
その薬を販売しました。
また「アブラムシがこないようにしたいわ」と言われれば、
防除、駆除のための農薬(オ○トランなど)を販売していました。

ゲーム感覚で「今月は○○○薬を売ろう!」とキャンペーンを打ち、
レジに並ぶお客様に「植物を植えるなら害虫予防にどうぞ」とおすすめし、
沢山の農薬を販売しました。

またあるときは「駐車場に雑草が生えて困るわ」と言われれば、
除草剤(ラ○ンドアップ)をおすすめしたのです。

そのときには、農薬の害については考えませんでした。
お店の植物に農薬を散布したあとに頭痛がするという経験はありましたが、
最初は「大きな問題」とは考えなかったのです。

そんな私でしたが、少しずつ農薬への違和感を覚え、
個人でガーデナーとして仕事をし始めたときには、
最低限の農薬だけしか使わないと決め、実際にほとんど使用しませんでした。

でも、最初は「お守り」的に防除薬(オ○トラン)を持ち歩きました。
タッパーに入れ替えて車に積んで、現場へ。
車は仕事用兼家庭用として使用していました。
現場には生後3ヶ月の我が子を連れて行くこともありました。
(車の後部座席に座らせ、農薬はその子の座席の下)

タッパーがしっかり密閉されていなかったのか、
車内にはいつも農薬のにおいが充満していました。
しばらくして、ペットボトルの空き容器に入れ替えましたが、
においは治まりません。
農薬のにおいに鈍感になっていた私はしばらくは放置していましたが、
車内の空気の悪さに堪えきれなくなりオ○トランを始末しました。

その後、オ○トランについてネットで検索してみると、
毒性が語られるページが次々に出てきました。
私は自分の大切な子どもを毒にさらしていたのです。
毒性について知らなかったと言って、許される事でしょうか。
職業上、十分な知識を要していなければならなかったはずだし、
いくらでも勉強して知り得た情報だったはず。

何百人ものお客さんにその有毒性を語ることなく、販売し続け、
我が子を狭い車中、農薬で汚れた空気を吸わせていたのです。
いまだに申し訳ない気持ちでいっぱいだし、
一人一人に謝りたい気持ちでいっぱいです。

私は当時を振り返り、思います。
私はあのとき「農薬=毒」と知っていたはずなのです。
でも、深く考えなかった。そこがいけなかったのです。
それが、息子がアトピーになったおかげで、
添加物、遺伝子組み換え作物、化学物質、
合成洗剤などの毒について考えるようになりました。
時間はかかったけれど、気がつけてよかったのです。

今の私は「本当の事を知らなかった」と泣くのは嫌。
「誰も教えてくれなかった」と嘆くのも辛い。
それよりも
「本当の事は分からないかもしれない、でもだからこそ知りたい」と思います。
何よりも「毒と知っていたら、与えなかった」と後悔したくないから。

学校農薬の話から私の過去の罪について飛躍してしまいました。
話が長くなりました。
文章が整理されていなくて、読みづらかったと思います。
おつき合いいただいてありがとうございました。


※農薬名を「オ○トラン」と書き換えました。
化学的な根拠なく薬剤の毒性への不安を書きましたが、
これは私の体験談であり、様々な情報から得られた不安感の現れです。
恐怖をあおるものではなく、
読む方に意識をもって欲しいために書きました。
園芸店で販売されている農薬は国に認可された薬剤であり、
十分な実験結果の元販売された商品です。
この日記は特定の農薬への批判ではなく、
農薬に対して敏感な私の思考回路はこうなっていると書いたものです。
by sunnydrops_tokyo | 2013-06-06 22:20 | 食の安全
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