里山について兵庫大の服部先生にお話を聞きました。
絶滅危惧種の話については前回のブログに書きました。 今日は、食物連鎖について。 先生は言われました。 「コウノトリが絶滅しかけた時の話です」と コウノトリの里の近くの人たちは生活の為に田畑を耕します。 農業には農薬を使っていました。するとどうなるか…。 植物についた虫が死に、地面や川などに落ちます。 そして、それを小魚が食べ、そして中魚がそれを食べます。 そして、コウノトリがそれを食べる。 コウノトリが食べたときには、農薬の生物濃縮が起こっているので、 コウノトリの身体に濃い濃度の農薬が入り、やがて数が減ってしまった。 大人であれば、植物連鎖については知っている方も多いでしょう。 私も知っていました。 でも、その話を聞いて、気づかされたのです。 普段の私は野菜を購入するときには減農薬、または無農薬のものを購入します。 自分と家族の健康を守る為、そして、農家さんの健康も守るためです。 しかし、その発想の中にコウノトリは入っていませんでした。 服部先生のお話はコウノトリを例に挙げられましたが、 それは、すべての動植物においても同じことなのです。 当然、レッドデータに上がっている希少種(動植物)もそうでしょう。 そして、まだデータに上がっていない種類についても同じなのです。 すべてはつながっていると知った瞬間でした。 農薬、化学物質などを極力使わない生活してきましたが、 動機がさらに増えました。 私が好きな日本の美しい花が失われて欲しくない、 娘の好きなコウノトリがこれ以上減って欲しくない。 私が生まれた70年代はもう少し動植物が多かったのかもしれない。 その時代を取り戻すことはできないかもしれない。 せめて今いる全ての生き物が健康に生きながらえるような世界でありたい。 里山について学ぶ中でそんなことを考えました。
by sunnydrops_tokyo
| 2014-06-27 10:52
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