ヨーロッパのエコの意識

図書館で読んだ「クロワッサン」に面白い記事が載っていました。
クロワッサン2/10号(出費を抑える暮らし方)
消費生活アドバイザーの阿部絢子さんと料理研究家の門倉多仁亜さんとの対談です。二人はヨーロッパ人(スペイン、ドイツなど)の暮らしは節約の工夫がたくさんあると語っていました。たとえば、お客さんが来ても暖房をつけないなど…。これを読んで思い出したことがあります。

かれこれ20年も前のこと。学生だった私は海外旅行を楽しんでいました。その中で訪問したイスラエルでの出来事です。

3月のイスラエル。日本より若干暖かい気候でしたが、それでもまだ肌寒かった。私は宿の一室で暖房をつけ、でかける支度をしていました。そこへドアを叩く男の人が。開けてみると、それは宿のオーナーでした。彼は顔を真っ赤にして怒り心頭で「なんで暖房をつけている!燃料がもったいない。今すぐスイッチをきりなさい」と言って、自ら暖房のスイッチを切ってしまいました。私は何を怒られているのかさっぱり分かりませんでしたが、オーナーの次の言葉でようやく理解できました。
「外はこんなに晴れている。なぜ、暖房を使う必要があるのか!暖房代がもったいない。」と。

宿代を支払っているのに、暖房を使うことを許されない。日本ではあり得ない話です。でも、そこは異国の地。私は従うしかありませんでした。持って来たセーターを着込み、寒さをしのぎました。

イスラエルといえば、あまりご存知ないかもしれませんが、当時としても発展途上国でもなければ、経済的に困窮している国ではありませんでした。歴史的に世界中からの移民が多く、生活水準は高い国です。でも、あのとき宿のオーナーは暖房をつける私を非難し、自らスイッチまで切ってしまった。それは、雑誌クロワッサンの中で阿部さん達が語っていたヨーロッパでも同じこと。

原発事故のあと、節電やエネルギー問題について語られることが多く、
私も沢山のことを学びました。
そして、若かりし頃のイスラエルでの出来事を思い返し、
恥ずかしい気持ちになりました。
今の私は、当時の宿のオーナのようです。
暖かい日には暖房をつけず、太陽光を沢山浴びて体を動かします。
気持ちが開けていると、自然と寒さなど感じないもの。
かえってアクティブにもなります。
家族には煙たがられますが、私はもう戻ることはできません。
家族と一緒にヨーロッパのエコ意識に近づきたいと思っています。
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by sunnydrops_tokyo | 2013-02-15 15:12 | 省エネ/省資源
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